1年前のクリスマス

今更ながらですが、1年前のクリスマスから正月にかけて、ロサンゼルスの近くで過ごしたのですが、衝撃的だったのが、クリスマスはお店が何一つやっていない！ということでした・・・

昨年、土気チャペルでのクリスマスイブ礼拝を終えて、翌日、友人の平林先生と共に、成田から飛行機に乗りました。向こうの12月25日昼頃、LAXに降り立ちました。

空港近くのホテルまでタクシーで行ったのですが、どうやら送迎バスがあったようで、着いてがっくり・・・

しかも受付のおねーちゃんは、クリスマスに男二人で泊まるのがよっぽど怪しい関係に見えたのか、差別なのかわかりませんが、ニヤニヤ眺められ、「クリスマスに二人で泊まって何するの？仲いいね、お楽しみを～」的なことを言われました・・・被害妄想かもしれませんが・・・

ひと眠りしてから、気を取り直して、アメリカでクリスマスって言ったら、よっぽど盛り上がっているに違いない！と二人で、食事と見物に出かけると、ホテル周りの店が、全くやっていないという・・・

それから平林先生が下調べをいろいろしてくれまして、でっかいモールまで行こう、ということになったのですが、歩くこと1時間、走っている車はいっぱいあるのですが、途中で歩いている人は誰もおらず・・・途中にも店やモールが結構あったのですが、全部閉まっているという・・・

アメリカのクリスマスって、こういうことかー！！！

本当にホリデーなのです・・・

宿屋には彼らのいる場所がなかった、というヨセフとマリヤの気持ちがほんの少しわかった気がします・・・宿屋があるだけ自分達は幸せなのです・・・

お目当てのモールも当然閉まっていまして、そのまま空いている店を探して2時間歩き続けました。

その間、すれ違った人は、大量の荷物を載せた自転車に乗っているホームレスの方のみ。メリークリスマース！と笑顔であいさつしてくれました。

2時間ちょっと歩いて、日も暮れかかった4時45分くらいに、ようやくスーパーを見つけました！機内食以来何も食べていない空腹の私達は、ごちそうを求めて、大喜びで突入しました。神様のお恵みです。しかし、「クリスマスなので」5時に閉店するのだそうで、お店の人はお客さんを追い出し始めていました。それで私達は大急ぎで買い物をしました。

しかし、豪華なクリスマスっぽいものや、暖かい食べ物は何も見つからず・・・やたら高いサンドイッチ（8＄1000円くらい）と、でっかいオレンジジュースと、私の大好物スキットルズを大量に買って、店の外で、日も暮れて寒い中、食べました・・・メリークリスマス・・・野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた羊飼い達の気持ちが少しわかったような気がします。

その隣にあった薬局は、もう一時間ほどやっている、ということだったので、そこでも少し買い物をし、帰路に。

調子に乗って、おみやげを色々と買ってしまったのですが、よくよく考えると、これを持って、2時間歩くんだった・・・

途中、バスにでも乗ろうか、とも思ったのですが、聞いたら、別のバス停から乗らないといけなかったらしく、結局歩いて帰りました。東方の博士達は、はるか遠くからイエス様を拝みに色々荷物を持ってやってきたんだなあ。これが本当のクリスマス！

そういうことで、2014年のクリスマスは、2000年前の世界で最初のクリスマスをほんの少し体験するようなクリスマスでした。そう考えると、今自分達が普段イメージしているクリスマスとだいぶ違うように思います。

イエス様は貧しい大工の家庭に、旅の途中で生まれました。お父さんお母さんのヨセフとマリヤは、泊めてもらえる家もなく、イエス様は家畜小屋でお生まれになりました。

暖かいベッドではなく、石でできた冷たい飼い葉おけに寝かせられました。おいしい食事もあった訳ではないでしょう。

しかし、ヨセフとマリヤ、野宿で夜番をする羊飼い、長い距離を旅した博士達を喜ばせたのは、おいしい食事やケーキ、暖かい部屋、プレゼントではありませんでした。もっとすごいものを喜んだのです。

人類全部を救う、救い主、イエス様がお生まれになった！彼らが喜んだのは、神様からのプレゼントでした！罪があって、死んで滅んでしまう私達のために、神様が救い主イエス様を下さって、信じる者を誰でも天国に入れて下さる！

もらったプレゼントは飽きていらなくなります。食べた食事はいくら豪華であっても、ジャンクフードであっても、翌日トイレで同じように流されていきます。

しかし、イエス様が下さったものは、永遠になくならない、私達の人生を根本から作り変えてしまう、ずっと喜びを与えて下さる、神の愛、永遠の命です！

そのゆえに、私達は感謝して、クリスマスをお祝いするのです。

そのゆえに、私達はおめでとう！メリークリスマス！と言って、プレゼントを贈り合うのです。
このイエス様の誕生を祝って、おいしい食事やケーキを用意するのです。

今年のクリスマス、是非教会にいらして下さい。イエス様がどれほどのことをして下さったのか、クリスマスの本当の意味を覚えて、共にイエス様に、神様に、感謝をしませんか？