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神様と一緒に生きる [説教]

聖書朗読:詩篇78:1~8

私の民よ。私の教えを耳に入れ、私の口のことばに耳を傾けよ。
私は、口を開いて、たとえ話を語り、昔からのなぞを物語ろう。
それは、私たちが聞いて、知っていること、私たちの先祖が語ってくれたこと。
それを私たちは彼らの子孫に隠さず、後の時代に語り告げよう。主への賛美と御力と、主の行なわれた奇しいわざとを。
主はヤコブのうちにさとしを置き、みおしえをイスラエルのうちに定め、私たちの先祖たちに命じて、これをその子らに教えるようにされた。
後の世代の者、生まれてくる子らが、これを知り、彼らが興り、これをその子らにまた語り告げるため、
彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その仰せを守るためである。
また先祖たちのように、彼らが、かたくなで、逆らう世代の者、心定まらず、その霊が神に忠実でない世代の者とならないためである。

 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんというものは、誰でも子供が幸せになってほしい、と願うものです。幸せを願っているゆえに、「子供にこうなりなさい、こうなってはいけないよ」と教えるのです。それは経験に裏打ちされた有益なものです。

 今日の箇所、詩篇78篇は、「アサフ」というイスラエル王国の王宮専属楽団のドラマー?「青銅のシンバル&歌担当」のおじいちゃん(第一歴代誌15:16~19,16:5~7)が国の将来を担うであろう子どもたちに向けて送ったメッセージ・ソングだったという説があります。

 今日は78篇といっても1節~8節までの短い箇所ですが、78篇自体は72節まであるという大長編で、9節以降は、それまでのイスラエルの国の歴史が記されております。どのような流れかと申しますと、イスラエルの国民がしでかした神様に対する数々の悪事と罰、それにもかかわらず見捨てない神様の憐れみが、繰り返されて出てきます。悪い道に進み、それに対する災いがあり、自分の道を改める。しかし調子よく物事が進むようになり、その事を知らない世代は再び過ちを繰り返す。人間は、うまくいくと調子に乗って、不注意になります。神様を恐れなくなります。痛い目にあってしばらくはおとなしくしていても、段々調子に乗って行ってしまう。これが人間の姿であり、歴史そのものなのかもしれません。

 このような歴史をふまえて、このおじいちゃんは、国民によびかけて歌います。自分の子供の世代、孫の世代を見て、神様に感謝し、賛美すると共に、人間がいかに歩むべきか、先祖代々知らされてきた、神様について、彼らに教えようとしているのです。彼らが知るだけでなく、彼らがまたその子孫に受け継ぐように、歌うのです。約3000年程前に書かれたこの歌は、今もなお、私たちに教えられ、私たちもこの言葉に耳を傾け、また、次の世代、子供たちに伝えたいのです。

 子供たち、聞いて下さい。皆さんが生まれて、元気に成長してきたのは、神様のおかげです。神様が命を下さいました。皆さんのお父さん、お母さんを下さいました。そのお父さんお母さんであるおじいちゃん、おばあちゃんを下さいました。そのまたお父さんお母さんであるひいおじいちゃん、ひいおじいちゃんを下さいました。そのまたずっと昔の人たちまで、神様が命を下さったので、今皆さんが生きているのです。そして、一番古い人間を作ったのは神様です。

 でも人間の歴史は決して良い事ばかりではありません。悪い事がいっぱいあります。自分が悪くなくても悪いことが起こります。また、自分が悪くて大変な事もしてしまいます。その全部、神様は知っています。神様は、正義の神様なので、全部に罰を与えるべきです。実際に罰を与える事もあります。でも神様は、そういう失敗する人間を、罰から救おうとされました。どうしたか。罰を与えなければいけない罪ある人間の代わりに、別の、失敗を一度もした事のない、罪のない人間に罰を与えたのです。それがイエス・キリストです。イエス様が私たちの身代わりに、十字架で罰を受けて下さいました。だから、神様は、ごめんなさい、といって、神様を信じて、従って歩もうとする人を、赦して下さいます。



 だから皆さん、心を柔らかくしてください。頑固ではいけません。自分が絶対に正しい、と思うのはやめましょう。正しい神様だけが、本当に正しい方です。そして、「自分は間違うかもしれない、神様導いて下さい」という人を正しく導いて下さいます。びっくりするような方法で、私たちを導いて下さいます。神様は目には見えませんが、神様は私たちを見ておられます。誰も見ていない、と悪い事をしそうな時、神様の前にいるんだ、という事を思い出して下さい。神様に助けを求めて下さい。私たちが神様に従って歩むことができるようにもして下さいます。

 だから、今日、頑固にならないように。神様に逆らう世代にならないように。心定まらない、あっちにふらふら、こっちにふらふらするものではないように。神様に忠実な者となれるように。

 私には目に見えて楽しそうな事や、みんなが良い、かっこいい、という事の方が、正しいように思えてしまうことがあります。人の言う事や、友達の言う事の方が、良く聞こえる時があります。神様を信じないで生活する方がうまくいくように思う事があります。でも、それは決して良い結果にはなりません。人は変わるし、本当に自分のためになるかどうかも、わからないからです。しかし、神様は、必ず正しい道に導いて下さいます。つらい事があって、思ったような助けを受けられない事があっても、それには必ず意味があります。私たちを成長させるために必要な事を与えるお方です。神様は最初の人間が生まれた時から、人間を導き続けて来て下さったお方です。その方は聖書を通して、正しい道を教えて下さいます。

 友達はあっという間に変わります。先生も担任でなくなったら面倒をみてくれません。仕事も死ぬまで面倒を見てくれません。家族も変化します。私たちが生まれて死ぬまで一緒にいて下さる方は、この神様だけです。生まれて死ぬまで、絶対に愛して離さない、いや、死んでも絶対に離さない、そういうお方です。だから、聖書を読んで、この方に耳を傾けて下さい。お祈りして、この方に語りかけてみてください。神様は応えて下さるお方です。神様に信頼して下さい。神様はあなたの道をまっすぐにされます。

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